日本実業団陸上連合は30日、20年東京五輪でのメダル獲得に向けたマラソンの強化策として、日本新記録を樹立した選手に1億円、指導者やチームに5000万円のボーナスを支給する制度の導入を発表した。実業団に所属する選手に限らず、7月以降に国内外の大会で新記録を樹立した選手が対象となる。

 実業団限定の制度も設け、指定予定の7大会で男子は2時間7分、女子は2時間22分を切った選手に1000万円、男子で2時間7分台、女子は2時間22分台で走れば500万円を支給する。他の種目で日本記録を更新した場合の制度も検討中で、今年中に詳細を決める。