山県亮太(セイコーホールディングス)が100メートルにオープン参加し、10秒49だった。

 2・0メートルの追い風を受けながらタイムが伸びず「もうちょっといい結果を期待していたが、課題が浮き彫りになった」と不満げな表情を浮かべた。

 桐生祥秀(東洋大)が追い風参考ながら9秒87をマークした3月28日のテキサス・リレーでは10秒15だった。

 慶大を卒業したばかりの山県は「(脚の)回転の速さの違いを感じた」と言い、この日はストライドを維持しつつ回転数を上げることを意識して臨んだが「まだ技術的に習得できていない」と首を振った。

 次は18、19日の織田記念国際(広島)に出場する予定。桐生や高瀬慧(富士通)をライバルに挙げながら「勝負できるようにしっかり仕上げたい」と言葉に力を込めた。