ロシアの組織的なドーピングが指摘されている問題で、再建を図る陸上の同国代表新監督に2004年アテネ五輪男子800メートル金メダルのユーリー・ボルザコフスキー氏が6日、就任した。長年指揮したマスラコフ氏が辞任していた。

 AP通信によると、ボルザコフスキー氏は来年のリオデジャネイロ五輪に向け「新チームでは全員がクリーンだ」と自信を示した。ロシアは薬物違反で五輪金メダリストらが相次いで資格停止処分となり、世界反ドーピング機関(WADA)や国際陸連(IAAF)が調査に乗り出している。