バハマで開催された陸上の世界リレー大会の男子400メートルリレーで3位となり、リオデジャネイロ五輪の出場権を獲得した桐生祥秀(東洋大)ら日本代表が6日、成田空港に帰国した。

 同便で帰国した日本陸連の苅部男子短距離部長は「今回のメンバーには、げたを履かせたい」と言明した。世界選手権代表は日本選手権の結果を踏まえ選考するが、「一からではなく加味して」判断する。今大会は大学の事情などで辞退した選手もおり、ベスト布陣は組めなかった。「辞退の仕方も考える」とし、窮地を救った銅メダリストたちに優先権を持たせる。昨年のアジア大会ではアジア記録の37秒99を出した中国に敗れており、「世界陸上ではアジア1位を狙う」と目標を掲げた。