女子100メートル決勝で日本記録保持者の福島千里(27=北海道ハイテクAC)が、11秒50で6連覇を果たし、前日の200メートルと合わせ5年連続で2冠を達成した。

 これで、個人2種目で8月の世界選手権(北京)代表が内定した。「結果には満足していないが、優勝できたことはうれしいです。世界でしっかり走れるように準備していていきたい」と世界に目を向けた。

 小雨交じりのコンディションだったが、スタートから他選手をリードすると、ぐんぐん差を広げ2位宮沢有紀(富山大)に0秒22差をつけゴールした。それでも自身の持つ日本記録(11秒21)更新も視野に入れていただけに「200メートルのスタートのようにガツンと行けていない。レースの後に疲労を感じなかったので力を出し切れていないのかな」と反省が口をついた。