日本陸連は新設した強化推進本部の第1回会合を8日、都内で開いた。8月の世界選手権(北京)での惨敗を受け、強化委員会の上に置かれる組織となる。

 トラックとフィールド部門に新設する女子部の瀧谷賢司統括(58)は「男子のおまけで強化が進んでいた。(今後は)種目を特化したい」と説明。世界選手権には短距離の福島、やり投げの海老原の出場に終わったため対象を絞る。短距離、やり投げに100メートル障害と幅跳びを加えた4種目で、強化選手は15人前後になる見込み。会合には08年北京五輪男子400メートルリレー銅メダルの朝原宣治氏も出席した。