大学駅伝シーズン開幕を告げる出雲全日本大学選抜駅伝が行われ、今年度「3冠」を狙う青学大が2度目の優勝を果たした。

 1区(8キロ)は3キロで東洋大・高橋尚弥(4年)がスパート。青学大・小椋裕介(4年)らがついていった。5・8キロで駒大・中谷圭佑(3年)がスパートし、他を引き離した。1区は駒大・中谷が22分34秒で区間賞。今年の箱根駅伝を制した青学大が15秒遅れで2位、第一工大が17秒遅れで3位、明大が18秒遅れで4位、東海大が34秒遅れで5位。

 2区(5・8キロ)は首位の駒大、其田健也主将(4年)が堅実な走りを見せた。2区は駒大が首位で38分33秒。青学大が24秒遅れで2位、明大が29秒遅れで3位、東海大が44秒遅れで4位、早大が50秒遅れで5位。

 3区(8・5キロ)は首位の駒大・工藤有生(2年)を2位青学大・久保田和真(4年)が追う展開。残り200メートルで青学大・久保田が首位に立ち、1時間3分8秒で中継。駒大が5秒遅れで2位、東海大が58秒遅れで3位、山梨学院大が1分遅れで4位、東洋大が1分5秒遅れで5位。

 4区(6・2キロ)は首位の青学大・下田裕太(2年)に、2位の駒大・馬場翔大(4年)が1・7キロ地点で後ろにつき、並走した。青学大・下田は残り170メートルでスパートし、1時間21分18秒でタスキをつないだ。1秒遅れで2位駒大。東洋大が44秒遅れで3位、山梨学院大が46秒遅れで4位、東海大が52秒遅れで5位。

 5区(6・4キロ)は青学大・山村隼(4年)、駒大・西山雄介(3年)がデッドヒート。残り350メートルで駒大・西山が青学大・山村をかわした。駒大は1時間39分53秒で中継。青学大は1秒遅れ。東洋大が50秒遅れで3位、山梨学院大が1分9秒遅れで4位、東海大も1分9秒遅れの5位。

 最終6区(10・2キロ)は駒大・大塚祥平(3年)と青学大・一色恭志(3年)が激しい優勝争い。5キロ付近で引き離しにかかった青学大・一色がそのまま逃げ切り、2時間9分4秒で優勝のテープを切った。山梨学院大・ニャイロ(1年)が5キロ付近で3位に浮上し、残り1キロを切って駒大も抜き2位でゴールした。3位に駒大、4位に東洋大、5位に東海大が入った。

 (記録は速報値)

 ◆参加チーム 駒大、明大、青学大、北海道学連選抜、東北学連選抜、東洋大、早大、東海大、城西大、中央学院大、山梨学院大、大東文化大、北信越学連選抜、中京大、立命大、京産大、広島経済大、中国四国学連選抜、第一工大、日本文理大、アイビーリーグ選抜