陸上男子1万メートルの日本記録保持者、村山紘太(旭化成)が「二刀流」でリオ五輪を目指すことを明かした。23日、広島市内で全国都道府県対抗男子駅伝(平和記念公園前発着)の開会式に参加。宮城の7区アンカーを務める22歳は五輪種目について「1万メートルで期待を持たれていると思うし、5000メートルは5000メートルで大切にしている。両方やるのが選択肢」と宣言した。

 昨年8月の世界選手権は5000メートルで出場も予選落ち。その悔しさを糧に同11月に八王子ロングディスタンスの1万メートルで快走。27分29秒69で14年ぶりに日本新記録を樹立した。五輪日程は8月13日1万メートル決勝→同17日5000メートル予選→同20日同決勝。8日間で3本になるが「間隔がつまるといっても3日は空く。22歳なので失敗を恐れずチャレンジ、チャレンジでいく」。

 なお、この日は同駅伝のオーダーが発表され、愛知の神野大地(青学大)や広島の鎧坂哲哉(旭化成)はメンバーから外れた。