スポーツ仲裁裁判所(CAS)は26日、ロシア陸上界の組織的なドーピング問題で国際陸連から無期限の資格停止処分を受けたロシア陸連に代わり、CASが違反の8選手に処分を下すと発表した。

 今回対象となるベラ・ソコロワら競歩の5選手は昨年6月2日に持久力向上効果のあるエリスロポエチン(EPO)に陽性反応を示した。

 ロンドン五輪の七種競技で銅メダルを獲得した元世界選手権女王のタチアナ・チェルノワや中長距離選手を含めた残り3選手は血液データを蓄積して変化を調べる「生体パスポート」で異常値を示した。