男子やり投げ決勝を村上幸史(36=スズキ浜松AC)が79メートル93で制した。2投目で記録し「うまくいったけれど…しっくりこない」と複雑な表情。「矢の出だしが思った方向に出なかった。勢いでいっちゃった」と苦笑いしながらも、貫禄の勝利だった。

 一方で昨年の日本選手権覇者・新井涼平(24=スズキ浜松AC)は78メートル07で6位と悔しい結果になった。「最悪のスタートになった。(手応えは)一切無い。2週間あればいけると思うので、練習しまくるしかない」とキッパリ。5月8日のセイコー・ゴールデングランプリ川崎(等々力陸上競技場)に向けて修正に励んでいく。