陸上の全国高校総体が、29日から岡山・シティライトスタジアムで開催される。

 日本一を目指す東京・城西高の練習風景などが15日、動画再生サイト「ユーチューブ」にアップされた。

 校庭の限られたスペースで練習に励んで、全国的な強豪になった同校の秘密の一端が明らかになった。

 陸上部の山村貴彦監督(36)は「環境で陸上競技をやるんじゃない」と説明する。体育館の壁を支えにした逆立ち、校庭の隅で行われるウエートトレーニング。同監督は「90人いれば、90通りの練習法がある」と言う。同校は高校生では珍しく試合でサングラスをつける。強い日差しが目に入り筋肉が収縮してパフォーマンスが低下することを防ぐためだ。「高校生がサングラスなんて…」という常識にとらわれないことも同校の大きな特長だ。

 動画のテーマは「カタを破れズバ抜けろ」。同校にはサニブラウン・ハキーム(3年)塚本ジャスティン惇平、イブラヒム貞哉(ともに1年)らが所属。男子400メートルリレーで優勝を目指している。

 動画はhttps://www.youtube.com/watch?v=DBBbaujIa4I