ロンドン・マラソンの主催者は19日、ドーピング違反で記録抹消の処分を受けた女子のリリア・ショブホワ(ロシア)に対し、英国の裁判所が賞金約5300万円と経費を返還するよう求める裁定を下したと発表した。

 ショブホワは血液データを蓄積して変化を調べる「生体パスポート」で異常値を示し、2009年10月9日以降の記録が抹消された。ロンドンでは10年に優勝、11年に2位となっていた。

 主催者は「不正によって利益を得てはならない。われわれは今後もできることはすべてやっていく」とのコメントも発表した。