女子100メートル障害は23歳のケンドラ・ハリソン(米国)が28年ぶりの世界新記録となる12秒20で優勝し、「今の気持ちを言葉に表すことができない」と感慨に浸った。

 7月上旬の全米選手権決勝では12秒62で6位に終わり、リオ五輪出場権を逃した。「今でも失望している」という挫折を味わった成長株が、底力を快記録で証明した。これまでの記録は88年にヨルダンカ・ドンコワ(ブルガリア)が出した12秒21だった。