陸上男子20キロ競歩の世界記録保持者鈴木雄介(28=富士通)が、来年の世界選手権ロンドン大会にこだわらず、復帰時期を模索することになった。

 9日、鈴木を指導する今村コーチは「4年後の東京五輪を見据えたプランの中でどうするか。ロンドンの(国内)選考会にはこだわらずに焦らずにやっていこうということ」。選考会は来年3月までに3大会あるが、出場を前提にせず、無理はさせない方針。鈴木は15年8月の世界選手権北京大会で股関節を痛めて途中棄権。けがの回復が遅れて、約1年以上のブランクがある。