来夏の陸上世界選手権ロンドン大会女子マラソン代表選考会を兼ねた、13日のさいたま国際マラソンの有力選手会見が11日、さいたま市内で行われた。那須川瑞穂(36=ユニバーサルエンターテインメント)はリオ五輪出場を逃し、周囲から「引退?」と言われたこともあるが「しぶといんです。諦めの悪さがいいところ」と意気込んだ。05年ヘルシンキ大会の弘山晴美の36歳11カ月12日を抜く、日本女子の最年長記録となる37歳8カ月15日での世界選手権出場を目指す。

 前回大会2位の吉田香織(35=TEAM R×L)は「トランプさんのように勝利でも祝福されないのは寂しい。内容あるレースを」と接戦だった米大統領選にかけて笑いを誘った。日本人1位となり、日本陸連の派遣設定記録2時間22分30秒を突破すれば、代表に内定する。