前田和浩(35=九電工)は完全復活を誓った。2日、福岡市内で行われた福岡国際マラソン(4日、平和台陸上競技場発着)の招待選手会見に出席した。

 昨年12月に患ったぜんそくの影響で、上半期は練習不足に陥ったという。それでも「練習量は落ちていますが、質の部分で前で変わらず、やれているので不安はないです」と意気込んだ。

 4大会目の世界選手権出場を目指すベテランは「まだまだ走れるところを見せたい。自分の(実力の)結果を出せれば、しっかり代表にもなれると思うので、頑張りたいです」。大会2連覇中で自己ベスト2時間3分38秒のパトリック・マカウ(ケニア)ら強豪の外国勢に、何とか付いていく粘りの走りを目指す。