福岡国際マラソンで日本人トップの3位となり、来夏のロンドン世界選手権に名乗りを上げた川内優輝(29=埼玉県庁)が、「月1海外修業プラン」をぶち上げた。レースから一夜明けた5日、福岡市内で取材に応じた。

 先月12日の右ふくらはぎのけが、レース2日前の左足捻挫を乗り越えたレースを振り返り「あそこまで走れるとは思わなかった。奇跡が起きました」と笑顔をみせた。

 有力候補となった世界選手権に向けて、今後は海外でのレースを積極的に参戦する意向を示し、「自己ベスト(2時間8分14秒)を更新できればいいですが、タイム以上に勝負強くなっていければ」。海外勢との勝負を重ね、駆け引きや粘り強さに磨きをかける。来年は2月の愛媛マラソンに出場予定。その後は「月に1本ぐらいのペースで海外で走っていければいい」と話した。