リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得したケンブリッジ飛鳥(23)が14日、所属先のドームを退社し、プロ転向を発表した。

 ケンブリッジはドーム社を通じて「この度、私、ケンブリッジ飛鳥は、12月14日をもちまして、株式会社ドームを退社することにいたしました。ドームでは、素晴らしいコーチやスタッフに強く支えられたうえ、アンダーアーマー、DNS、ドームアスリートハウスなどの様々なサポートを受けて、競技に取り組むことができました。また、私がプロの陸上選手として活動していくことにご理解をいただき、深く感謝しております。世界で戦えるトップアスリートとなり、2020年東京オリンピックの個人種目でのメダル獲得を目指して、新たな環境で挑戦していくことを決意いたしました。皆さまには、引き続き温かいご声援をいただけますよう、よろしくお願いいたします」とコメントを出した。

 ジャマイカ人の父と日本人の母の間に生まれたケンブリッジは今春、日大を卒業してドームに入社。日本人初となる100メートルでの9秒台突入、4年後の東京五輪でのさらなる活躍を目指し、海外に練習拠点を置くことも検討している。