来年の世界選手権(ロンドン)女子マラソン日本代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソン(来年1月29日)の組織委員会は20日、リオデジャネイロ五輪代表の伊藤舞(大塚製薬)、ロンドン五輪代表の重友梨佐(天満屋)ら国内外の招待選手19人を発表した。

 世界選手権の代表枠は最大3。11月のさいたま国際、大阪国際、来年3月の名古屋ウィメンズで日本人1位となり、日本陸連の派遣設定記録の2時間22分30秒以内をマークすれば代表に決まる。

 日本陸連はこの日、2020年東京五輪でのメダル獲得を視野に入れた新たな強化の一環として、来年3月の名古屋ウィメンズを含めた選考レースのペースメーカー設定を発表した。これまで最長30キロまでつけていたものを中間点までとし、通過タイムを従来より1分近く遅い1時間12分0秒~30秒に設定。五輪、世界選手権で見られるレース展開のように、後半に力を発揮できる選手の育成を目指す。