日本人1位は8月の世界選手権(ロンドン)代表の選考対象となる別府大分毎日マラソン(大分市高崎山うみたまご前-大分市営陸上競技場)の有力選手が号砲を翌日に控えた4日、大分市内で会見した。

 ロンドン五輪6位の中本健太郎(34=安川電機)は「コンディションは比較的いい状態でスタートラインに立てる。個人としても、もう1度世界と戦いたい気持ちが強い」と気合十分だった。

 別府大分は「相性がいい大会」と13年に2時間8分35秒の自己記録を出しているレース。ただ、その時は40キロすぎに川内優輝に振り切られて2位だった。「次こそ優勝を目指したい」と言う。その川内が昨年12月の福岡国際で見せた、けがに耐えての激走は、大きなモチベーションになっている。世界選手権代表に向けても、川内のタイム2時間9分11秒はターゲットにもなる。中本は「(昨年の福岡国際で)故障でも素晴らしい結果を出した川内君とここで戦ったこともある。全盛期からは落ちても、あの走り。負けていられない」と語った。