今年の箱根駅伝で8区区間賞を獲得し、大会3連覇に貢献した青学大3年の下田裕太(20)が、東京マラソン(26日)を欠場することが7日、分かった。

 前回大会は日本人3位で10代マラソン記録(2時間11分34秒)を樹立し、8月の世界選手権(ロンドン)の代表選考を兼ねる今大会では招待選手として出場予定だった。箱根駅伝や全国都道府県対抗男子駅伝の疲労蓄積で右足に痛みが出ており、この日原監督と相談して結論を下した。

 右足は重傷でないが、十分な準備ができておらず、本番は調整不足となる可能性が高かった。5日の神奈川ハーフマラソンも欠場していた。東京五輪期待の若手は、故障前に「学生記録も頭にいれながら、2時間10分を狙いたい」と話していたが、無念の欠場となった。最後の世界選手権選考レースとなるびわ湖毎日(来月5日)も出場しない。