リオデジャネイロ五輪1万メートルに出場した初マラソンの設楽悠太(25=ホンダ)は2時間9分27秒の11位(日本人3位)、昨年に続き2度目のマラソン挑戦となった服部勇馬 (23=トヨタ自動車 )は2時間9分46秒の13位(同4位)だった。

 服部は中盤まで2時間6分台の好記録が期待されるペースでアフリカ勢に食らいついていったが38・2キロ過ぎに井上大仁(24=MHPS長崎)に振り切られた。山本浩之(コニカミノルタ)にも抜かれ、日本人3位でゴールした。設楽は「特に意識せず、勝負しにいった」と序盤から果敢に攻めたが、「30キロ以上は今までにない辛さだった」と振り返った。

 また期待の服部は「ラスト5キロが思った以上に体が動かなかった。成長という成長はみられなかった」。昨年も後半失速。ラスト5キロに備えて調整してきただけに悔しそうな表情を浮かべた。

 山本は2時間9分10秒の10位(日本人2位)、今井正人 (トヨタ自動車九州 )は2時間11分2秒の14位(同5位)だった。