現役京大生の山西利和(21)は世界選手権(8月・ロンドン)出場が絶望的になった。男子20キロ競歩代表の最終選考会で1時間21分23秒の5位だった。

 3キロすぎから優勝した松永大介(22=東洋大)に徐々に離された。今大会で優勝すれば、代表に内定したが、後半に失速した。山西は「情けないですね。ついていけなかったのは弱さでしかない」と声を絞り出した。

 日本選手権20キロ競歩では1時間19分3秒と日本陸連の派遣設定記録1時間20分12秒を上回ってたが、3位。男子20キロ競歩の世界選手権代表枠は最大3。先月の日本選手権で高橋英輝(24=富士通)、今大会では松永が世界選手権の代表を決めた。残り1枠は日本選手権で2位だった1時間18分23秒で2位となった藤沢勇(29=ALSOK)が有力になった。