日本陸連は28日、宮崎市内で男子短距離の強化合宿を公開した。

 リオ五輪で銀メダルを獲得した400メートルリレーのメンバーら19人が参加。バトンパスの練習など約3時間汗を流した。400メートルリレーでアンカーだったケンブリッジ飛鳥(23)がバトンを渡す場面もあるなど様々なパターンを試した。

 8月の世界選手権(ロンドン)に向けて、ケンブリッジは「金メダルを狙ってやっていきたい。個々のレベルアップに懸かっている」と話した。慣れないバトン渡しに関しても「今日は少し詰まってしまいましたが、意外と問題なくやれるかな。声をかけるタイミングを覚えていけば。もう少しやれば、いいバトンパスができるんじゃないか」とうなずいた。

 桐生祥秀(21=東洋大)も「銀メダル以上。リオのタイムを上回るような走りをしたい」。リオ五輪では37秒60アジア新記録を出したが、順調にいけば「37秒2台はいける」と力強く話した。