陸上女子短距離の日本のエース、福島千里が28日、成田空港から米国へ出発した。

 今季初戦となる4月1日のテキサス・リレーなど、3大会に出場予定で「レースが一番の練習になる。しっかり現状を把握し、課題やいいところを探したい」と意気込んだ。

 1月に所属していた専門学校を退職し、プロ転向を表明した。100メートルで日本女子初の10秒台を目指す福島は「モチベーションを上げたい。たくさん選択肢がある中で、ベストを尽くせる環境を選んだ」と説明。東京五輪を見据える28歳の第一人者は、ファンを意識しツイッターも始めた。「結果が一番だが、活動の幅が広がることで陸上の魅力を伝えられれば」と話した。