日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略リーダー(60)が3日、男子長距離のニュージーランド合宿を視察するため成田空港発の航空機で出国した。

 神野大地(23=コニカミノルタ)ら3人による東京五輪のマラソン代表候補の強化合宿で「泥くさくやって欲しい。山の神を脱却して、マラソンに向かってほしい」。過去の栄光を捨てて、さらなる高みを目指すことを要求した。

 東京五輪のマラソン代表は、19年秋のレースで男女各2人を決める方向で調整していることが明らかになっている。報道後、初の公の場で「3年をかけてやるので、若い人に早く準備してもらおうとした。周囲の理解に感謝したい」と話した。