【日本グランプリ（ＧＰ）シリーズ】

◆４月２２～２３日（東京・駒沢）　東京混成

◆４月２３日（神戸総合）　兵庫リレーカーニバル

◆４月２９日（広島広域）　織田記念

◆５月３日（静岡・エコパ）　静岡国際

【アジアグランプリ２０１７】

◆４月２４日　第１戦（中国）嘉興大会

◆４月２７日　第２戦（中国）金華大会

◆４月３０日　第３戦（台湾）台北大会

【ゴールデングランプリ川崎】

◆５月２１日（神奈川・等々力）

【日本陸上競技選手権混成】

◆６月１０～１１日（長野市営）

【日本選手権】

◆６月２３～２５日（大阪・ヤンマースタジアム長居）

　今回は世界高いで活躍が期待される種目順に「ゴールドターゲット」「メダルターゲット」「ＴＯＰ８ターゲット」「ワールドチャレンジ」とカテゴリーが分かれており、そのカテゴリーによって選考条件が異なっている。

　例えば「ゴールドメダルターゲット」は男子１００メートル、男子２００メートル、男子４００メートルリレーの３種目。この場合は、派遣設定記録Ｓを突破していれば日本選手権を前にして代表が内定。また、参加標準記録を突破している選手なら日本選手権優勝で内定、派遣設定記録Ａ突破なら日本選手権の３位以内で決まる。

　注目の男子１００メートルでは、桐生祥秀（東洋大）と山県亮太（セイコー）が既に派遣標準記録を突破している。３月にオーストラリアで合宿に入り、キャンベラのレースでは桐生が１０秒０４（+１．３）、山県が１０秒０６（+１．４）と順調な仕上がりぶり。もう１人の有力選手、ケンブリッジ飛鳥（ナイキ）は今月１５日に米フロリダ州のレースで追い風５．１メートルながら９秒９８をマークし、一足先に「９秒台」を体感している。なお桐生は４月２３日の出雲陸上を皮切りに、同２９日の織田記念と転戦。中でも織田記念が行われる広島広域は国内有数の高速トラックとしても知られるだけに、その記録が気になるところだ。

　「メダルターゲット」の男子４００メートル障害は、５月３日の静岡国際で行われる。ここはリオデジャネイロ五輪で準決勝に進出した野澤啓佑（ミズノ）の走りに注目。３月下旬の鹿児島での記録会では５０秒０６、その後の豪州選手権（シドニー）では５０秒２５とゆったりした立ち上げ。能力の高さは間違いないだけに、静岡国際で参加標準記録４９秒３５はきっちりと突破してきそうだ。

　また、「メダルターゲット」に入る女子やり投げでは、斉藤真理菜（国士舘大）が６０メートル０１の日本歴代５位の記録をマーク。同種目が実施される織田記念では、第１人者の海老原有希（スズキ浜松ＡＣ）との対決がおもしろそうだ。

◆１００メートル

（派遣設定Ｓ＝９秒８９、同Ａ＝９秒９８、参加標準＝１０秒１２）

桐生祥秀（東洋大）　１０秒０４

山県亮太（セイコー）１０秒０６

◆１万メートル

（派遣設定Ａ＝２７分２８秒５９、参加標準＝２７分４５秒００）

村山紘太（旭化成）　２７分４４秒３９

◆十種競技

（派遣設定Ａ＝８３１６、参加標準＝８１００）

中村明彦（スズキ浜松ＡＣ）８１８０

右代啓祐（スズキ浜松ＡＣ）８１６０