国際陸連は9日、リオデジャネイロ五輪男子50キロ競歩金メダルのマテイ・トート(スロバキア)が血液データを蓄積して変化を調べる「生体パスポート」で異常値を示したため、暫定的資格停止処分を科したと発表した。4年間の出場停止となる可能性がある。

 トートは8月の世界選手権(ロンドン)で大会2連覇を狙う予定だった。競歩では、強豪のロシア選手からドーピング違反が相次いでいる。