サニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)が2大会連続の準決勝進出を決めた。予選1組に出場し、20秒52で2着に入った。

 「ちょっと待ち時間とかが長くて、体が少々固まってしまったんですけど、前半思ったより行けなくて、カーブ出たところで行かれてしまって。ヤバイと思ったんですけど、後半上げて2着に入れた」と振り返った。

 サニブラウンは16歳だった前回大会、同種目世界最年少で出場。準決勝に進出し、世界を驚かせた。今大会では100m予選で10秒05を記録。9秒台と、決勝進出への期待が高まった同準決勝ではスタート後に体勢を崩す不本意な走りで敗退していた。

 悪夢の敗戦から中1日でのレースとなったが「起きてしまったことは仕方ない。悔やむことは大会が終わってからいくらでも悔やめる。まだできるレースがあるので、そこに向けて行けたら」と気持ちを切り替えて好走した。