3000メートル、5000メートルの日本記録保持者・大迫傑(26=ナイキ・オレゴンプロジェクト)が日本歴代5位となる2時間7分19秒をマークした。2度目のマラソン挑戦ながら、ハイペースなロンドン五輪金メダリストら海外勢と互角に戦い、日本勢最高の3位。

 大迫を指導するピート・ジュリアン・コーチは「最後は疲れているように見えたが、すごくよく走った」と力走を褒めた。大迫の成長について「以前は疲れると手が泳ぐように、暴れるようになった。今は手を前方に出すことに集中している」。安定した走りの要因として体幹の強さも指摘。その上で「ポテンシャルは、世界のトップ10になれるものがある」と口にした。