ハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(26=ホンダ)が2時間6分11秒の日本新記録を樹立した。自己ベストを3分近く縮め、02年に高岡寿成がつくった記録を16年ぶりに5秒更新。優勝したチュンバ(ケニア)に41秒遅れの2位でフィニッシュした。

<設楽悠太(したらゆうた)アラカルト>

 ◆生まれ 1991年(平3)12月18日、埼玉・寄居町出身。家族は父享史さん(55)母悦子さん(53)姉千尋さん(28)、双子の兄啓太(日立物流)。

 ◆サイズ 170センチ、48キロ。血液型O。

 ◆陸上 啓太と同じく小6で陸上を始める。埼玉・武蔵越生高3年で初出場した全国高校駅伝は3区で区間10位。東洋大では啓太とともに4年連続で箱根駅伝に出場し、2年と4年で総合優勝に貢献。2年は7区、3、4年は3区で区間賞。14年ホンダ入社。16年リオ五輪1万メートル29位、17年にハーフマラソン1時間0分17秒の日本記録樹立。ベスト記録は5000メートル13分34秒68、1万メートル27分41秒97。

 ◆好物 スイーツに目がなく、チョコレートが大好き。バレンタインデーでは10個以上もらったが、レース2週間前から甘いものを断つためまだ食べられていない。

 ◆勝負へのこだわり 昨年9月から駅伝を除いた出場全5試合で日本人トップ。その経験から「勝ちたい」との思いが芽生え、今大会を迎えた。