男子砲丸投げ日本記録保持者の中村太地(25)が1日、チームミズノアスレティックからミズノトラッククラブに所属が変わることとなった。

 チームミズノアスレティックは所属クラブの無い有望選手が競技を続けられる受け皿のクラブチームで、男子短距離日本代表・飯塚翔太(26)らが所属するミズノトラッククラブの下部組織。5月のセイコー・ゴールデングランプリ大阪で18メートル85と日本記録を7センチ更新するなど活躍が認められ、昇格を果たした。

 中村は「このたび、ミズノトラッククラブの一員となったことをとてもうれしく思います。心機一転、さらに気持ちを引き締めて、世界へ挑戦していきたいと思います。また、中高生の憧れになれるような選手になっていきたいと思います」とコメントした。

 茨城・笠間高時代は円盤投げで高校総体を制覇。国士舘大に進学後、日本人では少数派の回転投法を磨き、力を伸ばした。日本選手権は15、16、18年と2位。175センチ、123キロの体格で、ベンチプレス220キロ、スクワット290キロ、ハイクリーン180キロを誇る。世界記録は23メートル12と差はあるが、まず今後は19メートル超えが目標となる。