陸上男子100メートルで自己記録10秒00を持つ山県亮太(26=セイコー)が全日本実業団対抗選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)を翌日に控えた22日、試合会場で抱負を語った。

今大会は2年前に10秒03、昨年も10秒00と、ともに自己記録を出しており、会場も同じ。「100%出し切って、優勝を狙いたい。記録は後から付いてくる。できる限りのことをやって自己ベストが出ればいい。相性のいい試合。自分自身期待している部分もある」と口にした。ジャカルタ・アジア大会の決勝では10秒00で銅メダル。その後、初のレースで「つかんだ手応えを再現したい」と話した。

ともに順調に勝ち進めば、決勝で桐生祥秀(22=日本生命)との対戦が見込まれる。中盤で離されることを警戒し「ハイレベルなレースになる。できるだけ並んでレースをしたい」と見据えた。