陸上男子100メートルで9秒98の日本記録を持つ桐生祥秀(22=日本生命)が28日、東京・ビックカメラ池袋本店内にオープンした「東京2020オフィシャルショップ」の開店記念イベントに出席した。

「NARUTO」や「ドラゴンボール」など人気アニメとコラボした新商品のTシャツを着用した桐生は「日本文化で海外選手と触れ合うこともある。このTシャツが着られてよかった」と笑顔で話した。「NARUTO」の単行本は全巻を持ち、またテレビ放送が終わる3月まで毎週日曜日は「ドラゴンボール」を見てから、練習へ向かっていたそう。海外のレースに出場すると「NARUTOが好き」や「ドラゴンボール見てるよ」と話の種になることもあるという。

すでに今季はすべての試合を終了。来春には3年連続となるオーストラリアでの合宿を計画する。今季は腰の故障もあり、スパイクを履いて練習できたのは最後の数日だけ。十分に積めなかっただけに、今年は万全で臨み「スピードを上げる練習をしたい」と意気込む。初戦についても「オーストラリアでスタートのシーズンにしようかなと思います」と明かした。東京オリンピック(五輪)へ向けて「あと2年はすぐにくる。速さ、強さなど自分自身を見つめて成長したい。イメージを作りあげていきたい」と語った。