順大・塩尻和也(4年)は、個人1位の桜美林大レダマ・キサイサ(3年=ケニア)より38秒遅い、1時間1分22秒で個人2位、日本人1位でゴールした。

長門俊介監督と設定した目標タイムは、1時間1分50秒だったといい目標より30秒近く速かった。「監督の方と話していた設定タイムよりも、速く来られたので良かった。ひとまず、62分半くらいには来ようと話してはいた。予選会ということもあったので」と納得の笑みを浮かべた。

スタートから集団の前半で走り、2位集団で固まって走る中で、5位以内に入ってから上げていくプランだったという。15キロ過ぎから抜け出したのもプランだったのか? と聞かれると「イメージはしていなかった。アップダウンもあってペース変化も出ていた。どこかで仕掛けていこうと思っていた。事前に考えていたというより、周りを見て出た」と終盤の戦いを振り返った。

前回大会は14秒差でシード権を落とし、悔しい思いをした。箱根路へ向け「この時期にハーフマラソンを走った。当然、疲労も出てくるかなと思うんですけど、逆に本大会前に、この距離を走ることが出来た。これを生かして、本大会まで、この距離を走れる感覚を持って練習したい」と語った。

順大は予選会1位駒大の10時間29分58秒に次ぐ、10時間36分58秒で2位通過した。【村上幸将】