来年1月27日に行われる第38回大阪国際女子マラソンの出場選手発表が、20日大阪市内で行われ、登壇した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)が「第2の松田選手が出てほしい。それが女子マラソン復活の条件」と、新たなヒロイン誕生を熱望した。

会見では16年リオデジャネイロ五輪代表の福士加代子(36=ワコール)や、田中智美(31=第一生命)などの招待選手18人、若手を対象にしたネクストヒロイン9人、準招待選手47人が発表された。

瀬古氏は「実力のあるベテラン、実力のある中堅、勢いのある若手がそろった。ワクワクさせるレースにしてくれる」と出場選手に期待を寄せた。

また瀬古氏は、今年の大阪国際女子マラソンを初マラソンで優勝した松田瑞生(23=ダイハツ)を「私の中では頭ひとつ抜けている」と言い「1人だけでは日本の女子マラソンのレベルアップはしづらい。ライバルが出てくることに期待したい」と、日本の女子マラソン復活を願った。