第37回都道府県対抗女子駅伝は13日、西京極陸上競技場発着の9区間=42・195キロで行われ、愛知が2時間15分43秒で3年ぶり2度目の優勝を飾った。

愛知は2区で首位に立つと、終始トップ争いを展開した。最終9区はトップ京都から2秒差でタスキを受けたリオデジャネイロ五輪の女子5000メートル代表の鈴木亜由子(27=日本郵政グループ)が登場。3年前の大会で逆転の初優勝に導いたエースが前半から飛ばし、1.46キロ地点で京都・一山麻緒(21=ワコール)を抜き去る。その後は一山とのデッドヒートが続く。6キロ手前で仕掛ける。ペースを上げると、徐々に京都・一山との差を広げ、勝負を決定づけた。

2位は京都、3位は大阪、4位は兵庫、5位は千葉。

米田勝朗監督「前回は鈴木さんに勝たせてもらった。今回は中高生中心に鈴木さんを勝たせてあげるレースができた」とレベルアップを実感。鈴木は「しっかりと自分の足に集中すれば勝てると思っていた」と笑顔を見せた。