3日の東京マラソンに出場する有力選手が1日、東京都内で記者会見し、昨年3月のびわ湖毎日マラソンでMGCを獲得した中村匠吾(26=富士通)が万全の調整をアピールした。「びわ湖もベルリンも35キロ過ぎに失速したので、スタミナとスピードの両方を意識した」と1キロ2分55秒ペースで12月から40キロ走を8本走り、高速レースへの対応力を付けた。

駒大2年時の箱根駅伝で3区区間2位の大迫と走り3位。大迫について「勝負強さがある。日本記録の活躍に刺激を受けた」と言いつつも「2時間5分50秒は手の届かない記録ではない。40キロまで粘ればチャンスある」と話した。富士通入社後も恩師の駒大・大八木監督の元で練習を行っている。中村は「4カ月間のメニューを1度も変えることなくパーフェクトにこなせた」と自信をのぞかせた。