箱根駅伝5区で快走を見せ「山の神」と呼ばれた2人がそろってMGC出場権を獲得した。

「元祖山の神」こと今井正人(34=トヨタ自動車九州)は前半早々に先頭から遅れるも、持ち前の粘りで2時間10分30秒の日本勢2位となる6位でゴール。30キロの給水で用意されていたのは、長男が「頑張るのが男だ」と書いたペットボトルだったが、取り忘れてしまうミス。「クソーっと思ったけど、ここから勝負だと逆に頑張れました」と後半の追い上げの理由を明かした。

5度目のマラソンとなった「3代目」の神野大地(25=セルソース)は2時間11分5秒の8位ながらもワイルドカードでMGC出場権を獲得。ハイペースで進んだ15キロ過ぎで先頭集団から離脱したが、35キロから40キロを全選手中2位の15分57秒で追い上げ、ゴールに飛び込んだ。「プレッシャーもあったが楽しもうと思って走った。結果が出て良かった」と安堵(あんど)した。