日本陸連は4日、5月19日にヤンマースタジアム長居で開催されるセイコー・ゴールデングランプリ大阪(日刊スポーツ新聞社共催)の男子100メートルの日本人エントリー選手を発表した。

自己記録9秒98の桐生祥秀(23=日本生命)、同10秒00の山県亮太(26=セイコー)、同10秒07の多田修平(22=関学大)、同10秒08のケンブリッジ飛鳥(25=ナイキ)。またジャカルタ・アジア大会では200メートル金メダルを獲得した小池祐貴(23=住友電工)も100メートルに名を連ねた。まさに日本のトップスプリンターがそろった。

今秋の世界選手権(ドーハ)の代表権を獲得するためには国際陸連が導入した世界ランキング制度において上位となることが極めて重要。セイコー・ゴールデングランプリ大阪はAランクの大会に格付けされる。トラック、フィールド種目に限れば、ともにBランクの日本選手権や織田記念国際を上回り、国内で開催される個人種目の大会では最高ランク。1位になると、日本選手権では100ポイントだが、セイコー・ゴールデングランプリ大阪では140ポイントを獲得できる。各選手が本気の調整で挑んでくる模様で、白熱のレースとなりそうだ。