日本陸連が、健康増進として掲げる「ウェルネス陸上」を推進するため、東京・渋谷区との「相互協力に関する協定」の調印式セレモニーが25日、渋谷区役所で行われた。

日本陸連は6月1~9日で、全国でランニング人口の拡大、健康社会の実現を目指した「Running Week 2019」を開催する。第1回となる同イベントにおいて、「渋谷区全域15平方キロメートルの運動場」を目指す渋谷区と連携する。開催期間中は同区内の複合施設「渋谷キャスト スペース・ガーデン」がリーディングエリアとして、各種ランニング関連イベントを開催して、情報発信する。

会見には日本陸連の尾県貢専務理事と有森裕子理事が出席した。尾県専務理事は「すべての人がスポーツを愛し、習慣化する。渋谷区から国内のみならず、世界に発信できると思う。若者の街、渋谷に『スポーツタウン、シブヤ』という新たな称号がつく日も近いと思っております」と口にした。

また有森理事も「おしゃれな街、渋谷と、日本陸連で元気と健康をもたらす流れをつくれたことをうれしく思う。1人でも多くの人に走る喜びを感じてもらえるようにしたいと思います」と話した。