陸上男子短距離の白石黄良々(きらら、22=セレスポ)がさらなる新風を吹き込む。

男子200メートルに出場する静岡国際を翌日に控えた2日、会場のエコパスタジアムで最終調整。

4月の出雲陸上、織田記念国際と100メートルを連勝し、勢いに乗る。「今回も優勝を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

世界リレー大会(5月11、12日・日産スタジアム)にも代表入りし、400メートルリレーでの起用も期待される新星。「最初の1歩目からギアを上げる」をテーマに冬季のトレーニングを積み、飛躍の契機をつかんだ。100メートルでは中盤からギアが上がるタイプだけに、今季から本格的に取り組む予定の200メートルも適性はありそう。「優勝タイムは標準を切ってくる」と展開を予想。自己記録は20秒88だが、目標の優勝を達成できれば、今秋の世界選手権(ドーハ)の参加標準記録(20秒40)に近いタイムが自然と付いてくると読む。今秋の世界選手権(ドーハ)の代表争いをかき回す存在となりたい。