陸上の世界リレー大会が11日、横浜・日産スタジアムで行われる。

女子400メートルリレーは、復調気配の土井杏南(23=JAL)が、第1走者を務めることが濃厚だ。土井は12年ロンドンオリンピック出場もその後は低迷。昨夏から埼玉栄高の恩師、清田監督とタッグを再結成して、状態を上げてきた。今大会は上位10チームが世界選手権出場枠を獲得できる。日本代表選手団の山崎チームリーダーは「日本記録(43秒39)ぐらい出さないと、なかなか通らない。10位以内に入るための条件として目標にしている」と話した。

◆世界リレー大会 国際陸連が主催するリレー種目限定の世界大会。14年に初開催された。15年の第2回大会から2年に1度となり、17年の第3回までバハマ・ナッソーで開催された。15年大会では、男子400メートルリレーで、日本(大瀬戸、藤光、桐生、谷口)が銅メダルを獲得している。今大会は男女400メートルリレーと1600メートルリレーは10位以内、混合1600メートルリレーは12位以内で世界選手権の出場権が得られる。