陸上男子100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(23=日本生命)が惜しくも自身2度目の9秒台を逃した。それでも10秒01と世界王者ガトリンに100分の1秒差の2位。終盤まではトップの好走だっただけに、会場も盛り上がった。

国内のファンの前で好タイムを出したが、桐生は表情を緩めず「でも優勝はできなかったから見直す点はいっぱいある」と課題を探した。「落ち着いていけたが、最後の最後に勝てなかったのは悔しい。ガトリン意識したが、自分の走りをしようと思った」と続けた。

残りは400メートルリレー。11日の世界リレーではミスで失格となっただけに、リベンジを期している。