陸上女子800メートルで五輪2連覇中のキャスター・セメンヤ(南アフリカ)が男性ホルモンのテストステロン値が高い女子選手の出場資格を制限する国際陸連の新規定撤回を求めている問題で、スイスの連邦最高裁判所は、結論が出るまでテストステロン値を下げる処置を受けずに得意の800メートルに出場できると判断を下した。3日、セメンヤの代理人が明らかにした。

セメンヤは先天的にテストステロン値が高いとされる。国際陸連は薬などで基準以下に下げないと400メートルから1マイルで国際大会に出られないと定めた。セメンヤは当初、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。CASが訴えを退けたことを受け、CASが本部を置くスイスの裁判所に不服申し立てをした。

セメンヤは「この判断に感謝したい。再び自由に走れることを望む」と述べた。13日にもオスロの大会で800メートルを走る可能性がある。

国際陸連の担当者は通知を受けていないとし「この段階ではコメントすることはできない」と述べたという。