日本陸連が男子10種競技の右代啓祐(33=国士舘ク)に世界選手権(27日開幕、ドーハ)の“誤内定”を出していたことが17日、分かった。

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<右代のツイッターでの訴え>

アジア選手権優勝と日本選手権優勝でエリアチャンピオン枠で世界陸上の内定をもらったのに、出発10日前に突然の内定取消しの連絡が入ったみたいです。直接の説明も陸連のからもらってないし、今日の結団式も欠席するべきなのかどうなのかギリギリまで悩みました。

こんな直前はあんまりです。この3ヶ月、世界陸上の標準記録突破を目指すこともできました。みんなが結団式に参加している姿をSNSで見て本当に辛かった。もうチャンスが無いんです。

今は全く整理ができないですが、絶対に自分に負けない様に、腐らない様に走り続けます。

ただ、二度とこんな事起きて欲しく無いです。(原文ママ)

◆右代啓祐◆ うしろ・けいすけ。1986年(昭61)7月24日、北海道・江別市生まれ。札幌第一高3年で8種競技を始める。国士舘大、同大学院から11年にスズキ浜松ACを経て、現在は国士舘大で講師を務める。五輪には12年ロンドン大会に10種競技で日本人48年ぶり出場、16年リオ大会では開会式で日本選手団旗手。196センチ、95キロ