陸上の世界選手権(27日開幕、ドーハ)の男子100メートル代表の桐生祥秀(23=日本生命)が22日、出国前に取材に応じた。

個人種目での出場は13年モスクワ大会以来となる。「個人の出場は高校生以来。楽しい気持ちで走ろうと思う。今は自信を持ってレースに挑めるかなと思う」と意気込んだ。数日前は花粉症からくる頭痛などの体調不良で病院に行ったが、もう万全という。目指すは決勝進出。「準決では決勝へ向けて、しっかりギアを上げていきたい」と話した。最終ジャッジは現地のスタジアムを見てからとなるが、100メートルはピンのない新スパイクで挑む意向だ。

男子100、200メートル代表の小池祐貴(24=住友電工)は「意外にもいつも通りだなという心境」と初出場にも平常心な様子。「1年に1回のピークをもってこられている。100メートルも200メートルも決勝進出を目指して頑張ります」と語った。