黄金ルーキーの力で今度こそ復活Vを告げる。全日本大学駅伝(名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮=8区間106・8キロ、日刊スポーツ新聞社後援)の号砲を翌日に控えた2日、名古屋市内で開会式があった。

10月の出雲ではゴールまで残り700メートルで国学院大に首位を譲った駒大の大八木弘明監督は、キーマンに1年生ながら、出雲で3区区間2位の田沢廉を指名。「内面」は同大OBで男子マラソン東京オリンピック(五輪)代表の中村匠吾に似ているとし、「メンタル的に強い。思いっきりやってくれれば」と期待を寄せた。平成の常勝軍団も14年全日本以来、3大駅伝の優勝から遠ざかるが、勝利の道筋はある。闘将は6区までに「30秒差ぐらいなら逆転できるかな」と話した。