青学大が3年ぶりの往路優勝へ、4区で首位に返り咲いた。初の箱根路に臨んだ青学大の吉田祐也(4年=埼玉・東農大三)が1時間0分30秒の区間新記録を打ち出した。この日、2区で区間新記録を樹立した相沢晃(東洋大)が昨年記録した、4区の区間新を24秒更新した。

「緊張したがチームのみんなが頑張ってくれた。16キロすぎからずっときつかっが最後まで食らいついた」。

吉田は1分21秒差の2位でタスキを受け取った。その戸塚中継所から約13・78キロ地点で東京国際大の4区佐伯涼(3年=兵庫・須磨学園)を捕らえる。東京国際大は3区初の1時間切りを見せたヴィンセントの貯金をここで使い果たした。

吉田は陸上最後のレースと決めて走った一世一代のレースで、往路優勝へ希望をつなぐ最高の走りを見せた。