第96回箱根駅伝で2年ぶり5度目の優勝を遂げた青学大が25日、練習拠点とする相模原キャンパス近くのJR淵野辺駅周辺で優勝パレードを行った。

パレード前のセレモニーで原晋監督(52)は開口一番、「3万人の皆さん、お待たせしました」と、地元商店街に詰めかけたファンの前であいさつ。「ここ、にこにこ星ふちのべ商店街は、我々青山学院大学の聖地。2年ぶりにこうしてごあいさつできることを嬉しく思います」と続け、地元愛を強調するかのように会場すぐ近くの焼き肉店やホテル、理容室などを、「やっぱり大作戦」にちなんで「やっぱりいい!」と紹介した。

「スーパー1年生」として花の2区で好走した岸本は、箱根出場メンバー10人の中で唯一欠席。そのことが司会者から発表されると会場にため息が漏れたが、「(英語試験の)TOEIC受験のため」と説明されると、少し納得した雰囲気に変わった。

パレードでは2台のオープンカーに原監督と鈴木主将がそれぞれ乗り、他のメンバーは優勝旗や優勝杯などを手に行進。鈴木は「相模原の皆さんと喜びを共有できて嬉しい」と笑顔を見せ、次期主将就任が決まっている神林は「来年は僕がそこ(オープンカー)に座れるように頑張る」と誓った。

なお、原監督が独断で推定したと思われた観衆の数については、相模原市の関係者も「約3万人。2年前と同じ数字です」と話した。